大人になって読み返してみる絵本
絵本は、子どものためだけにあるわけではないと思うのです。子どもの時に読んだ時とは違った観点からの発見があり、様々な感情を持つでしょう。言葉や絵が心に染みたり、刺さったり…経験を重ねたからこそ、今だからこそ。共感出来たり、空しくなったら、悲しくなったり、笑えたりするでしょう。是非、子どもの頃に読んだ絵本や、今まで読んだことのなかった絵本に手を伸ばしてみませんか?そして、お気に入りは、自分の子どもや孫へと引き継いでもらうのも、素敵かもしれませんね。
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ビジネス書にも?!社会人、求職者の人にも役に立ちそうな絵本を、紹介したいと思います。
Samantha オススメ絵本7
作者:ヨシタケシンスケ/出版社:ブロンズ新社
この本は…かの有名なヨシタケシンスケさんの作品です。売り場でも、目立った場所に平積みされているのをよく見るので、お母さんお父さんはご存知かもしれないですね。とにかく面白い!発想の絵本です。期待しすぎず…軽い気持ちで読んでみて下さい。
ストーリー
ひとつの「りんご」をめぐって、主人公は、これは本当に「りんご」なんだろうか…?と、次から次へと想像を膨らませます。突拍子もない想像で繰り広げられる、不思議でユニークな世界が描かれています。見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べるわけです。発想力で楽しく豊かに過ごす方法が、ぎっしり詰まった絵本です。
この絵本の魅力
妄想力なのか…発想力なのか…考える力があれば、世の中は果てしなく面白いということに気づかされます。「りんご」同様「人の気持ち」だって、目の前にある一見「当たり前なこと」全てを一度疑ってみると、新たな視点が浮かんでくるのかもしれないですね!ビジネスでも、企画や案件に行き詰まった時も、リフレッシュになる絵本かもしれない…と私は感じました。
Samantha オススメ絵本8
作者:トミー・アンゲラ、いまえよしとも/出版社:偕成社
この本は…おはなしの前半部分は不気味さが強調されています。それだけに後半部分はわくわくして心が温まります。恐ろしい泥棒たちが孤児を救うという、風刺が効いた作品ですが、作者のアンゲラーが娘さんに捧げた作品なんだそうです。
ストーリー
黒いマントに黒いぼうしの、こわーい泥棒三人組のおはなし。三人組は次々と馬車を襲い、奪った財宝を「かくれが」にため込みます。ある夜、三人組が襲った馬車に乗っていたのは、みなしごのティファニーちゃんだけ。いじわるなおばさんに引き取られるなら、この三人組の方がおもしろそう!と「かくれが」に行くことに。宝の山を見て、ティファニーちゃんがいいます。「これ、どうするの?」ここからのおはなしは、意外な方向へ向かいます。…そして、素敵なハッピーエンドが待っています!
この絵本の魅力
仕事に対するモチベージョンの持ち方、役割、型にハマってしまいやりたいことを諦めてしまっている人へ…人には色々な「可能性」が秘められているのだと、気づかせてくれます。それは、出会いひとつ、心ひとつで広がったり変化したりするんだなぁ…と感じずにはいられない。そんな絵本です。
最後に…
まだまだオススメしたい絵本がたくさんあります!絵本は、老若男女、家族でも楽しむことができますよね。発想を豊かにしてくれるものや、新しいアイデアの発見、新たな挑戦、視野を広げるきっかけになって貰えればと思っています。
次回テーマは「食」です!間食やサラダに取り入れている「あの食材」についてご紹介したいと思っています。お楽しみに〜
Fin.