鬱・ネガティブ・がん、現代病の原因は、「腸の状態」にある!
今の日本には独身率の増加、パワハラ、雇用、原発や政治経済・国際社会に至るまで様々な問題がありますから、不安になるのは当然です。その一方で、ポジティブな気持ちで、毎日前向きに楽しく生活している人もいます。
同じ社会に生きているはずの両者の違いはいったいどこにあるのでしょうか?
ストレス環境にいると、交感神経が活性化・・ 交感神経ばかりになると腸内環境は悪化。
人間の自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。仕事などでせっせと働いていると、交感神経が活発に。人間関係でストレスを感じたり、何か嫌なことがある時もまた、交感神経が活発になります。反対に、マッサージをしたり、好きな音楽を聴きながらヨガをしたり、ハーブティーを飲むなどしてリラックスしているときは、副交感神経が優位に立ちます。
医学博士である小林弘幸氏によると、腸は交感神経が続くと正しく機能しなくなり、腸内環境が悪化して、あらゆる慢性病の原因でもある便秘などを、引きおこしやすくなると述べています。つまり、毎日ストレスを感じている方は、必然的に腸の調子も悪くなるということなのです。
腸内環境が悪化すると、あらゆる病気の原因に!
アメリカの医学博士であるバーナード・ジェンセンによると、乱れた食生活によって腸に宿便がこびりつくと、腸内で腐敗が起き、悪玉菌が増えやすくなると述べています。また腸内の血管を通じて有害物質が大量吸収され、それら血管が有毒物質を取り込み、血液とともに有害物質が流れることで、すべての臓器にまで悪影響を及ぼすと述べています。それだけでなく「人間に必要な栄養素を正常に吸収することが難しくなる」とも述べているのです。(参考:汚れた腸が病気をつくる – 腸をクリーンにする究極的方法)
腸内環境をよくして、幸せになれる物質:セロトニンを優位にする方法とは?
その1 発酵食品をとる。
味噌、納豆などの発酵食品は豊富な植物性乳酸菌を含み、善玉菌を増やすため、腸内環境改善の効果を期待できます。また、時間のない方は、大豆でできた植物性のヨーグルトもオススメです。
その2 野菜、穀物、豆類、海藻などを積極的に食べる。
マクロビオティックでも推奨されているように、なるべく毎日過ごしている土地にあったもの、旬のものを中心にとることが重要です。特に野菜や穀物には食物繊維や、腸内のよい細菌を増やす効果があるものが多いので、色のついたものを中心にとるといいでしょう。
その3 食物繊維をとる。
食物繊維、特に水溶性食物繊維は腸内環境の改善をするといわれています。切り干し大根、納豆、ほしシイタケなどが代表例です。
その4 適度な水分補給を
過度な水分補給は体を陰性に傾け、冷えの原因になりますが、水分補給を怠ると、便秘になりやすくなります。オススメは白湯。朝に飲むコップ一杯の白湯習慣は便秘改善のほか、様々な美容、健康効果を期待できますよ。
>ガンは低体温が大好き!ただのお湯じゃない、白湯の知られざる健康効果がスゴイ!
その5 デトックスに効果的な食材をとる
腸内をよくするためには、発酵食品などを取り入れるだけでなく、老廃物や消化しきれない物質を、腸内に留めておかないことがキーとなります。そのためには便秘を防ぐため、モリンガなどの、便秘対策にオススメの食材を取ることが、重要です。
その6 ビタミンCを摂取
リーキーガットになってしまっていたり、すでに腸が痛んでいて、腸を修復する必要がある方については、ビタミンCが有効です。抗酸化作用があるので、傷ついた粘膜の正常化にも役立ちますし、悪玉菌を減らして善玉菌を増やし、腸内環境を整えるために必要です。ビタミンCは腸内環境でも、あらゆるものに有効だということが、学術的にも示されているので、ぜひ有効活してみてください。
その7 グルテンフリー食にしてみる
グルテンフリーに変えてから、アレルギー体質が治ったという方も非常に多いです。今すぐ全ての小麦類を排除することは厳しいという方でも、腸内環境がよくなるまでは我慢して、グルテンフリーの食生活に変えることで、腸内環境がよくなることは間違いありません。
「心と体は密接に関連しあっている」
精神的なストレスは腸の状態を悪化させ、また腸の状態が悪くなると、幸せな気持ちになれる物質の分泌が減少し、うつ状態にもなりやすくなる。心と体がつながっている、とはよく言うものの、「その信ぴょう性は?」と思いますよね!
しかし実際に、不調は心と体の両方が関係しており、これは複数の専門家からも立証されていることだったのです。まさにこの言葉のとおりの意味なのだということが、お分かになると思います。健康的な生活を手に入れるためには、第一に、毎日楽しく穏やかな気持ちで過ごすことと、腸をベストな状態に保ち続けることが、極めて重要なのです。偏った生活に心当たりのある方は、これを機に「腸」の状態と向き合ってみては、いかがでしょうか?