もったいない!!!!
おからは安くてカロリーも低く、美容にも良い栄養食材ですよね!
ダイエットに効果的だと注目!海外でも今注目を浴びています!
しかしこのおから、大部分が産業廃棄物で処理されているのご存知ですか?
需要が供給を大きく下回っている…つまり人気がないのと、おからが日持ちしないという理由から多くのおからが捨てられているそうです。
主婦の私から見れば、「おから」は安くて栄養があって健康にも良い!まさに良いこと尽くしの食材なので、頻繁にお豆腐屋さんでゲットしてます。
ということで、今回の主役はおから!!!
「おから」の三大成分
◆レシチン:脂肪代謝や脳の活性化に働く
レシチンは大豆に含まれる不飽和脂肪酸で、血管に付着したコレステロールを溶かし、血流の流れを良くしたり、固まるのを防ぐ働き(脂肪代謝機能)があります。その働きにより、動脈硬化を予防する効果があります。
またレシチンは、脳の情報伝達に関わる神経細胞の重要な材料となり、物忘れなど脳の老化やボケ予防等に効果があるのです。
◆サポニン:老化や生活習慣病予防に働く
大豆サポニンは、いわゆる“ えぐ味 ”の元となる成分。血管にドロドロと付着した脂肪を掃除し、活性酸素の働きを抑制する、腸を刺激し便通をよくするなどの働きから、生活習慣病や老化防止、さらには発ガン抑制、エイズ発症抑制の効果などにも期待されています。
◆イソフラボン:骨粗しょう症、乳がん等に効果
イソフラボンは、サポニンの仲間ですが、食物の中では大豆に最も多く含まれています。この物質が注目されているのは、女生ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするからです。
女性ホルモンの減少によって起こる更年期障害の諸症状に効果が期待されています。また女性ホルモンはカルシウムが溶け出すのを抑制することから、骨粗鬆症の予防効果や乳がんや前立腺がんの予防効果があげられ、ます。その他イソフラボノイドの効果には、高血圧・コレステロールの抑制、循環器疾患のリスク軽減などがあげられています。
レシチン・サポニン・イソフラボン以外の注目すべき成分
不溶性食物繊維が便秘を改善する!
水分を吸収して、膨らんだおからが腸のぜん動運動を促進して便秘を解消します。腸の老廃物を排出することで大腸がんの予防にもなります。
大豆の炭水化物が善玉菌のえさになる!
大豆の炭水化物に含まれるオリゴ糖が善玉菌のえさとなります。善玉菌が増えることによって、腸内環境を整える働きが高まります。
大豆の40%ものたんぱく質がおからには残ってる!
大豆のたんぱく質は植物性ですが、肉や卵にも負けない良質のたんぱく質です。脂質の摂り過ぎになりにくいのが特徴で、ヘルシーさが注目を浴びています。さすが『畑の肉』と呼ばれる大豆から作られてますね。栄養豊富だと、たくさん食べてもいいような気もしますが、食べ過ぎた場合は何か影響があるのでしょうか?
成分と栄養
もしかして、おからは豆乳より栄養が豊富なのでは?
そこが気になったので、おからと豆乳の栄養成分を調べてみました。ついでに絹ごし豆腐とも比較してみました。
※五訂日本食品標準成分表、可食部100g当たりの栄養素の量。
※栄養の隣の()内は成人女性の1日の推奨量または目安量です。
数値で比較すると、ほとんどの成分が豆乳より豊富なんです!
取りすぎは注意が必要!
おからの栄養で食物繊維が豊富だと書きました。
おからの食物繊維は不溶性なので、過剰な摂取は便秘を引き起こします。不溶性食物繊維で便が硬くなり、大腸を通りにくくなり便秘になってしまうのです。
繊維が荒い食材(ごぼうや大豆、玄米など)を食べる時は、便を柔らかくする水溶性の食物繊維(海藻類やネバネバ系のもの)を一緒に食べましょう。
またダイエットなどでおからだけを食べている場合、体内の水分が吸収されて胃腸を荒らし、腹痛になる可能性があります。胃腸の弱い人も、食べ過ぎには注意しましょう。
おからは特に食物繊維が豊富な食材なので、50gぐらいを一日の目安としましょう。
便通が良い人は50g以上でも問題ないですが、便秘になりやすい人が食べる場合は様子を見ながら注意して食べてくださいね。
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オススメは、乾燥おから!!!
糖質制限をしている人にも、激ウマなのに糖質オフ!
小麦アレルギーの人にもGOOD!!
選び方の注意点としては、粒子が細かいサラサラタイプではなく「粗挽きタイプ」のほうがおすすめです。
「超微粉」とアピールしているおからがネット上でよく売られていますが、お肉の衣代わりなら細いものではなく、粗挽きのほうが、カリッと焼き上がっておいしいんです!小麦粉とパン粉の中間のような役割をしてくれます。
微粒子タイプは、どちらかというと、クッキーやおやつを作るときに向いていますね。
味付けとお肉(お魚)のパターンを変えるだけで、レシピは無限!
乾いた粉状の味付け
- コンソメ
- かつおだし
- ゴマ
- にんにくパウダー
- ハーブ
- こしょう
- 粉末ショウガ etc.
また、粉状ではなく、液体のものを味付けに使いたい場合は、先にその味付けにお肉を漬けておいて、焼く直前におからをまぶすようにします。
液体を使う味付け
- みりん
- 酒
- しょうゆ
- ケチャップ
- ウスターソース
- オイスターソース
- みじん切りした玉ねぎなどの野菜
- にんにくのすり下ろし
- ごま油
- ラー油 etc.
私は糖質制限をする必要が特にないですが、小麦粉よりも、おからパウダーを使ったレシピのほうが、美味しいのでオススメです。
最後に…
全てをおからに変えるというわけではないんです。小麦粉は、年々値段も上がっていますので「おから」は家計を助けてくれるアイテムにもなります!アレルギー体質のお子さまにも使えますし、揚げ物やパウンドケーキ・粉物のお好み焼きも「おから」で作れるんです!ネットにもたくさんレシピが載っていますので、好きなものをお試しされてみてはいかがでしょうか?
次回のMP choice!は、「美容」です!お楽しみに〜