色のついた野菜や果物を食べる
『野菜は美容や健康に良い』また『バランスよく色々な野菜を食べると良い』というのもご存知の通り!
どのような野菜を食べたらいいか迷ったら『色』に注目してみてください。ポイントは、『赤・紫・黄・緑・白・黒』の6色に気をつけるだけ。
たとえば、
▼トマトやにんじんなどの色の濃い野菜は、β-カロテン。トマトの赤は、がん予防や紫外線から肌を守ってくれるリコピン。
▼大根やキャベツ、白菜などの色の薄い野菜は、ビタミンCを多く含んでいます。
▼ブルーベリーやナスの紫は、目に良いとされるポリフェノールの一種の『アントシアニン』という色素が含まれています。
様々な色の野菜をバランスよく食べると、自然に栄養バランスがとれてしまうんです。ぜひ、野菜を食べるときは『色』に注目して選んでみるといいと思います。極端にいえば、それぞれの野菜に含まれる栄養素や効能を覚える必要はないんです。『一色に偏らず、色とりどりの野菜を食べる!』というのを覚えておけば大丈夫です。そうすると、自然に栄養バランスが整って結果的に肥満防止や生活習慣病予防となります。まずは目安として『1食に3色の野菜』をとることから心掛けると良いと思います。ちなみに『色とりどりの食卓は、栄養のバランスはもちろん、見た目も楽しくなり会話が弾む』という統計結果も出ています。食事が明るく、楽しくなればさらにうれしいですよね!
まず、それぞれの野菜の色の主な特性と効能を挙げておきますので、参考にしてみて頂けたら嬉しいです。
①赤は、免疫力UP!
例えば、『トマトやニンジン、りんご、赤ピーマン』などです。赤い野菜は食物繊維を多く含み、便秘予防効果があります。また、トマトに含まれるリコピンは、肌を紫外線のダメージから守り、強い抗酸化作用でがん予防にもなります。他にも、老化や生活習慣病の予防、さらに美白効果も期待できちゃうんです。ニンジンや赤ピーマンはβ-カロテンの宝庫で、粘膜を強くして、細菌やウイルスに感染するのを防ぐ働きがあります。
②紫で若返り!!
紫といえば、『ブドウやブルーベリー、ナス、プルーン』などです。こういった青系の野菜は、抗酸化作用があり、 血液をサラサラにして老化を防ぐ役割があります。また、紫色の色素は『アントシアニン』という色素で視神経をささえる物質を再合成するので、疲れ目に効果があり視力の回復を助けます。ちなみに、このアントシアニンは「ビタミンCと一緒に食べると抗酸化作用がより強くなる」といわれています。レモンやオレンジなど黄色い野菜と一緒に食べるのを、オススメします。
③黄で美容や風邪の予防!!
例えば、『黄ピーマン、かぼちゃ』などです。黄色の野菜はイメージどおり、ビタミンCをたくさん含んでいます。また、ビタミンCはコラーゲンの合成を助け、肌にハリをもたらします。しみや小じわを防いだり、日焼けでダメージを受けたお肌の回復をうながしたりと、肌年齢を若く見せてくれるため、女性にはうれしい栄養素です。あまり知られていませんが、ビタミンCはストレス緩和効果もあります。なので…!仕事で忙しいビジネスパーソンは、積極的にとるように心がけましょう。
④緑で貧血予防やストレス解消!!
例えば、『ブロッコリー、小松菜、ピーマン、アスパラガス』など。これら緑色の野菜は、鉄分とカルシウムがたくさん含まれています。鉄分は貧血予防、カルシウムには心が疲れたときに精神安定作用があります。β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンCもバランスよく含まれており、余分な脂肪を体内にたまるのを防ぐ役割もあるので、ダイエットにも効果的です。野菜や海藻の鉄分は肉や魚よりも、体内での吸収が悪いのですが、食後のデザートに柑橘系の果物を食べると、より良く効率的に吸収することができます。
⑤白で生活習慣病の予防!!
例えば、『マッシュルームやまいたけ』など。これらのキノコ類は、ガン細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化し、発ガン予防が期待できます。生活習慣病は、中高年だけでなく、若い人にも増えているので積極的にとることを、オススメします。また『白菜』はビタミンCを多く含み血管の老化や動脈硬化を防ぎ、コレステロールを下げる働きがあります。他にも、『白ねぎや玉ねぎ』に含まれている特有の成分の『硫化アリル』は血液をサラサラにします。
いかがでしょうか?
『美容と健康は1日にしてならず!』小さな習慣の積み重ねが、カラダに少しずつ将来に大きく影響してきます。あれこれ悩まずに『色』に注目して野菜を選んでみると買い物も楽しくなりますよね。ムリせず楽しく『美容と美肌と健康』を手に入れましょう!
Fin.