現代社会はものすごい量の「文章」にあふれている
「若者の活字離れ」などという言葉をよく聞きますよね。確かに「活字=紙の本」と捉えると、それは進行しているのかもしれません。しかし「文章」「言葉」だけで考えたらどうでしょうか。メール、ブログ、SNS、グループウェア……「書き言葉」でコミュニケーションを取らなければならない場面は、ここ数年で爆発的に増えているんですよね。
経営者や個人事業主など、自分で事業を営んでいるママプレナー®なら、なおさらです。自分からさまざまなことを発信しなければいけない時代。そのためには、自分の言いたいことをきちんと相手に伝わるような「文章」「言葉」にする必要があります。その大切さを実感しているママプレナー®の方も、多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、そんな人にぴったりな「文章の教科書」です。
文章に自信がない人は「書き方」を知らないだけ?
「書けない原因は書く前にあった!」という帯の文句通り、文章に対して苦手意識を持っている人は、いきなりPCに向かって何かを書こうとしがち。では「書く前」に何をすればいいのか……?
この本にはそのプロセスとポイントが、「これでもか!」というほど丁寧に解説されています。
・書く前の準備の仕方
・推敲(読み返して、文章を直す)の方法
・文章を読みやすく、伝わるようにするためのポイント
文章はちょっとしたことに気をつけるだけで、かなり読みやすく、伝わりやすくなるんですよね。例えば細かいところでいくと「ひとつの文で欲張らない」「文末のバリエーションに気を配る」など。本書で紹介されているノウハウに沿って一つひとつチェックしていけば、自分の文章のどこがダメなのか、どこをどう直せばよくなるのか……それがよく見えてくるはずです。
新しい文章力の教室―苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
唐木元・著/2015,インプレス