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これからの10年、私たちは何を「つづけて」いくのだろう[週末読書 book-1]

これからの10年、私たちは何を「つづけて」いくのだろう[週末読書 book-1]

 

週末のひととき、例えば30分だけでも、慌ただしい日々から離れる時間をつくってみる。そんなちょっとした休息が、思いがけないリフレッシュにつながるものです。

日頃忙しいママプレナー®のみなさん。休日、家族とゆっくりすごすのも、友人とわいわい楽しくおしゃべりするのもいいけれど、たまにはほんの少しだけ気分を変えて、本を手に取ってみてはいかがでしょうか。ただし、ビジネス書や子育てについての本は、今日だけはそっと棚に戻して。せっかくならいつも選ぶ本とは「ちょっと違う」世界のものがたりに触れてみませんか?

 

今回は編集部が、「週末に読みたい一冊」をピックアップしました。

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15人それぞれの「10年」を、かみしめるように味わう本

15人それぞれの「10年」を、かみしめるように味わう本

何かをはじめるためには、勇気がいるものです。一歩を踏み出す勇気と、ほんのちょっとの勢いと。でも、本当のスタートはそこから。「はじめる」ことよりも、さらに難しいのが「つづける」ことですよね。何年もママプレナー®として活躍されている方は、特にその大変さをご存知なのではないでしょうか。

この本は、筆者である井川直子さんが15人それぞれの「10年」を振り返り、それを丁寧に綴った記録です。20代で新たな道に飛び込み、シェフを目指して仕事を「はじめた」15人。若くしてスタートを切った彼らは今、一体どうしているのか。

 

求めること、そしてそれを「つづける」こと

“「求める者に、道は拓ける」

・・・

レストラン乱世の時代にシェフとなった彼らに共通するのは、まず、求めたこと。そして、求めることを「つづけた」ことだと思う。

・・・

彼らは何万分の一の確率でシェフになったが、天才でも特別な人でもなく、つづけられた人たちだったということ。

(あとがきより)


 

この本で描かれているのは、料理の世界に道を求めたシェフたちのものがたり。でも彼らが語ることばの一つひとつは、他の仕事や生き方、働き方にも通じるものだと思います。

15人の人生を一気に読み切るもよし、1人ずつかみしめるように味わうもよし。

目の前にことに追われがちな日常から離れて、ときには自分の「10年後」を静かに見つめる時間をつくってみるのもいいかもしれません。

 


 

シェフを「つづける」ということ

井川直子:著/ミシマ社, 2015年

 


 

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