内海 裕子2016/8/3

PETIT VOYAGE〜ママプレナー®柳澤由香のワーク&ライフスタイル
デュアル生活をスタートさせてから、4ヶ月が経ちました。実は……長野に帰ってきてから、私の両親との親子関係がとても良好なんです!
両親のことは尊敬もしているし、日々のサポートに心から感謝しています。ただ正直にいうと、子どもの頃からとても厳しかった両親のことが、今まであまり好きではありませんでした。
私の両親は共働きで、母親は小中学校の教員として定年まで勤め上げました。
父親は上場企業の取締役として働いてきました。両親ともに忙しく、母親は研修や修学旅行などで数日家を空けることもありましたし、父親は海外出張も多かったのですが、なぜかあまり寂しいという気持ちは残っていません。それは、当時同居していた父方の祖父母や妹がいたこと、母親の祖父母との交流も密だったからかもしれません。
それでも、父と母はいつも目標設定や理想が高くて甘えることができず、私は両親に求められることがなかなかこなせなくて……。そんな自分を、責めることもよくあったんですよね。
そんな親子関係が、二拠点生活をはじめて少しずつ変わってきたんです。
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私は18歳で上京し、それから10年以上経って長野に戻りました。子育てする環境としては、長野は非常に良いと考えていたとはいえ、両親と一緒に住むことに対する不安や抵抗がないとは言えませんでした。実際、最初のうちは本当に大変でしたが、徐々に今の生活に慣れ、ようやく落ち着いてきました。
でも専業主婦をやめて、これから仕事をしたい!と告げたとき。そして、自分で事業を立ち上げたとき。「頑張れ!」と言って背中を押してくれたのは、他ならぬ両親でした。
正直なところ、絶対に反対されると思っていたので、何よりびっくりしていたのは自分です。
言葉をかけてくれただけでなく、子どもたちのサポートから、資金面でもサポートしてくれた両親のおかげで、今の私はあります。
女性が仕事を続けるには、どんなに本人が努力しても、周囲のサポートがないと難しいと心から感じています。長野に住まいを移してからも、東京滞在中の子どもたちの世話をしてくれるのは、もちろん両親。
本当に私と子ども達のことを考え、厳しいながらも、子育てにおけるアドバイスとサポートをたくさんしてくれます。今まで持っていなかった視点に気づかされたり、「そんなことまで考えていたんだ!」と驚かされることもしばしば。
自分自身も親になり、また社会経験を積んだことで、視野も広くなったためか、両親に対する見方が大きく変わってきたような気がしています。私の場合、毎日長野で生活をしているわけではないので、両親と適度な距離を保つことができているのも大きいかもしれません。
ただしどんなに関係が良好になってきたからとはいえ、「親しき仲にも礼儀あり」。私も必ず、お礼や感謝の気持ちを伝えるようにしています。それが両親との関係性を良好にするための、何よりの秘訣かなと思っています。
みなさま今週もステキな1週間をお過ごしくださいね☆
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Writer
柳澤由香 YukaYanagisawa(Mompreneur®s代表)
長野県生まれ。大学卒業後、アパレル企業の販売・PR、大手旅行会社や人材派遣企業にて営業として勤務。双子の女児を出産してからしばらく専業主婦として育児に専念していたが、2014年に株式会社プチボヤージュを設立。同年、「Mompreneur®s Network Japan」のプロジェクトを立ち上げる。
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