「Mompreneur®（ママプレナー）」とは、「子育てと自分の事業（会社経営、個人事業など）を両立している女性」を指します。「Mompreneur®」は “mama”（ママ）と”entrepreneur”（起業家）の複合語であり、近年世界各地で使用されている新語です。イギリスやカナダ、オーストラリアなど海外諸国では既に、ママプレナー®が集う大規模な団体・コミュニティーもあります。

日本におけるこれまでの「女性起業家」のイメージは、男性と同じ働き方に身を投じているか、パートナーの扶養範囲内に収まっているか、どちらかに偏っていたように思います。「ママプレナー®」が目指しているのはそのどちらでもなく、女性が精神的・経済的に自立したうえで、パートナーや周囲の協力を得ながら、家庭や子育ても大切にする生き方・はたらき方です。

今、現役のパパ・ママ世代となっている20代後半〜30代の多くは、「父親は働いて一家を支える」「母親が基本的に家事・育児をする」という家庭環境のなかで育ち、その価値観からなかなか抜け出せずにいるのが現状です。時代が移り変わり、これまでのような家族の在り方では、もう限界がある……そうわかっていても、なかなかそこから脱却できない。具体的に、どうやって男女が協力し合えばいいのかわからない。正解のない袋小路に、多くの人が迷い込んでしまっているように見えます。

しかし、明確なロールモデルがないから今だからこそ、女性はもちろん、男性もともに「新しい生き方・はたらき方」を実現できる可能性は広がっているのではないでしょうか。

「Mompreneurs®︎ Network Japan」は、発起人である柳澤由香（株式会社プチボヤージュ）がそれぞれに異なる立場や価値観からのさまざまな視点を大切にし、女性やママだけで問題解決に取り組むのではなく、男性の視点、若年層の視点、親世代の視点なども尊重しながら活動を進めています。

そのうえで「ママプレナー®」というワーク＆ライフスタイルを広め、多くの女性とその家族がいきいきと、笑顔で毎日を過ごせるような社会をつくっていきたいと思っています。

2015年3月8日（ママプレナーの日／国際女性デー）に開催された、

主催イベントの模様を含む公式動画です。