Q1:事業を始めようと思ったきっかけは?
周りにフリーランスとして働きたい方が増えていると肌身で実感するようになったためです。これまでの7年間のフリーランス人生で、この働き方を気に入っている一方、フリーランスとして二度の出産と“保活”を経験したことにはじまり、フリーランスならではの苦労も少なからずありました。“これだけ柔軟な働き方を望む人が増えているなら、フリーランスを取り巻く環境や制度も変わらなければいけないはず!”そんな問題意識を持っていたところ、2016年10月20日に経済産業省で、副業やフリーランスなど「雇用関係によらない新しい働き方」について、実態調査を行う研究会が立ち上がりました。このニュースを見て、思わず「私たちの時代が来た!」と熱くなりました。「勝手に研究会」と称してフリーランス仲間と集まって語り合ったところ、多様なフリーランスの声を集める場が必要じゃないか、という話になり、勢いに任せて深夜、協会の設立趣意書を書き上げました。
Q2:事業を始めるに当たって、知識などはどのように集めましたか?
走りながら集めるタイプです。一番の情報源は“ヒト”だと思っています。
Q3:事業を始める事を決めてから実行するまでの間に、不安や葛藤はありましたか?
フリーランス協会の設立は、特に不安や葛藤はなかったです。新卒入社した会社で任された最初の仕事はオフィス探しというように、ベンチャーの立ち上げから急成長の時期を一通り経験させてもらっていたお陰だと思います。
>その背景にある出来事や、影響を与えられた人、物、本などはありますか?
影響を与えられた人は、大学のゼミ恩師:加藤秀樹先生(構想日本代表)、 BILCOM時代の上司、両親など
Q4: 事業を始めて、最初の仕事について教えて下さい。
フリーランスとしての最初の仕事は、ケースライターの仕事と母校の広報の仕事で、いずれも大学院の恩師からの依頼でした。その後、PRプランナーの仕事はすべて、知人や会社員時代のクライアントと、その紹介からの依頼です。
Q5:事業に関して相談する相手はいますか?(メンターやアドバイザーなどの存在)
特定のメンターはいませんが、自分以外の全ての人や現象から学ぶことがあると思っています。協会に関しては、理事や事務局のメンバーと何でもオープンに相談しますね。
Q6: 家族の協力は?
タスカジの取材は、どうしても共働き家庭のユーザーが在宅している夜や週末になりがちなのと、協会で夜のイベントやセミナーもあるので、保育園を延長してパートナーに迎えに行ってもらうことがあります。それと、子どもたちの病気や出張の際は、母も仕事をしているため相談して確認してからですが、ベビーシッターをお願いすることもあります。
プライベートと仕事がシームレスなので、休日に子どもと遊んでいる合間に、チャットを見ていて何度もパートナーに怒られていたので…何度か話し合ってルールを決めました。家事(料理や掃除)は、タスカジさん(ハウスキーパー)に大いに助けられ、パートナーも満足しています。
Q7:自己資金は幾らくらい準備しましたか?
協会設立時の出資金と(プロボノなので)特に経費申請はしていませんが、協会活動のためにこの一年で使っているお金を合わせて、70〜80万円くらいですね。ちなみに、フリーランスデビューをした際も、特にそのための資金を用意したりはしませんでした。
Q8:今までどのようなお仕事をされてきたのか、教えて頂けますか?
大学職員(広報、国際連携)、フリーランスのPRプランナー、広報、ライター、翻訳
Q9: 1日のスケジュールについて教えてください
お仕事のある1日…
Q10:事業を継続するにあたり、必要と考える要素3つ教えて下さい
志・感謝・好奇心
Q11:これからの目標について教えてください
フリーランス協会としては、
一人ひとりが自分らしい働き方を選択できるよう、働き方の多様化を後押ししたいです。協会の会員向けに、保険や福利厚生と、フリーランスがよく使うサービスやコアワーキングスペースの優待を提供しています。現在450名ほどですが、まずはその共助の仕組みを多くの方に知っていただいて、法制度の改正に向けて共に声を上げていく仲間を増やしたいです。
タスカジでは、
「核家族から拡大家族へ」を掲げていますが、共働き世帯がハウスキーパーさんを家族のパートナーとして巻き込んで、チームで家事育児を運営する文化を浸透させる!そしてずっと主婦として家事の腕を磨いてきた女性たちが、即戦力として何歳になっても輝ける場所を作る、ということを目指しています。
ビザスクでは、
勤め先の人事にキャリアを丸投げするのではなく、自律的に自分のキャリアを向き合い、90歳まで稼げる知見や専門性を模索する学びの機会として、会社員の方も含めてスポットコンサルに挑戦してもらう人を増やしたいです。また、企業にとっても社外の知見やプロフェッショナル人材を活用するという選択肢を当たり前にしていきたいです。
プライベートでは、
協会で取り組んでいる課題解決に目処が立ったら、地方移住したいです!
Q12:普段持ち歩いているカバンの中を見せてもらってもいいですか?
スマホ、ノートパソコン、スマホバッテリー、イヤホンケーブル(移動中のオンラインミーティング用)、財布、名刺入れ、鍵、虫刺さされの薬、リップクリーム
平田さん、有り難うございました!!!!